魚の鱗の形状が珍しい、遅め抽出が得意なドリッパー / PCT-G Hand Brewed Coffee Filter Cup [アリエク購入品紹介]

2024年2月に購入した、リブが特徴的なドリッパーです。ブランド・メーカーは不明のノーブランド品。サイズ的には1~2人用のドリッパーで、素材はPCT-G(コポリエステル樹脂)、作りはしっかりしています。アリエクの商品説明画像には、カフェ○○のようなロゴ付きの写真があったので、もしかしたらどこかのお店のオリジナルドリッパーとかなのかもしれません。

特徴的な鱗(もしくは扇形)のリブがドリッパーの上から下までびっしりと入っています。これ、苦手な方にはダメなやつかも、ってくらいですね。このリブは模様ではなくて段々になっています。かなり精巧な成形ですね。リブの形状的には、抽出スピードは遅め。ただし、抜けで詰まることはなかったです。後半のスピードがあまり落ちない、ということですね。

リブ以外で特徴的なのがホルダーの部分。ここは花びらのようなデザイン(蓮の花？)で少し反ってます。飲み口の大きめなカップに乗せると、ギリギリになったときもありましたね。

個人的には粗めに挽いてクリアに淹れるか、コットンフィルターを使って遅めに淹れてパワフルな抽出にするのが好みです。

抽出が遅めで均等なスピードを求めるのなら、アリなドリッパーです。
あと、この鱗は鯉のもののようです。中国だと鯉は富や幸福の象徴で、モチーフにすることが多くあるんですよね。そういうことから、縁起のいいドリッパーとも言えますね。

購入先(アフィリエイトリンクです)

XMSJ Coffee Life Store 

https://s.click.aliexpress.com/e/_DDYBFS1

価格帯の目安

送料込みで1200~1600円くらい(2024年4月時点)

TIMEMOREの新しい小型スケールで考える並行輸入と個人輸入 / TIMEMORE Black Mirror Mini [アリエク購入品紹介]

2023年の12月に購入した、TIMEMOREの新しい小型スケール Black Mirror Mini です。

スケールの外寸は幅10cm、奥行き11.4cm、高さ1.6cm。小さいですねー。
TIMEMOREの小型スケールとしては、Black Mirror Nanoに続く2つ目の製品です。

液晶の表示は左から時間、流量スピード(お湯を注ぐスピード)、重量です。時間の計測開始と重量のTAREはそれぞれ左右に🕒と🕛のマークがあり、タッチ式です(タッチしてから反映までの時間は、ワンテンポ待ち時間がある)。充電はUSB Type-Cで、3ヶ月間それなりに使ってますが、まだバッテリー切れにはなってません。

10種類以上のスケールを持っている私ですが、このBlack Mirror Miniは日々の抽出に選ぶことが多いスケールです。ドリッパーをカップに乗せて抽出する1杯取りをする際に、このスケールのサイズ感・機能がちょうどいいのが理由ですが、あんまりちゃんとした理由になってませんね。これがいい、というよりは、これでいい、という感じなんですよね。飛び抜けて良い点はないですが、嵩張らないこと、液晶の項目が横並びで見やすいこと、手に取った際に滑って落ちそうにらないこと、電源が入れやすいこと(スライドスイッチが側面にある)、時間計測スタートなどのタッチボタンが押しやすい場所にあること(Nanoは側面にあって押しにくい)、と細かいところに気が利くポイントが多く総合力の高いスケールです。プログラムモードは2つありますが、使ってないので分かりません。あと満足している大きな理由のひとつが購入金額が安かった(5000円台)ことですね。気持ち的にも遠慮せずにガシガシ使えます。スケールは1万円を超えると、急に扱いが丁寧になり始めその結果あまり使わなくなることがあるので…

普段はここで価格と購入先、そして写真を出すところですが、今回は並行輸入について、個人的に思っていることを書いていきます。なんだか必要な気がして。まず、今回のようなアリエクでの買い物は「個人輸入」です。並行輸入と意味的に似ていますが、定義が異なることを知っておくのが良いかと思ってます。

同じ商品を買う場合でも...
①商品を国内正規販売店以外の国内の店舗・通販から購入する → 並行輸入
②海外のメーカーやショップから自身で購入する → 個人輸入

このブログで紹介している買い物は、すべて個人輸入です。
そしてアリエクから購入する多くの場合のメリット、デメリットは明確です。

メリット: 価格が安い、国内で買えないものが多い、国内販売前に入手可能なことが多い
デメリット: 海外からの発送のため配送時の破損リスクが少なからずある、また届くまでの時間がかかる、サポートが必要な場合のやり取りの言語が日本語ではない(たいていは英語で対応してもらえる)

今回のストア Timemore XC Store の場合だと、梱包はかなり丁寧(エアクッションで製品の箱の周囲を巻いて、さらにプチプチで包んであった)で、スケールが入った箱に凹みはなかったです。また、このストアは英語でコミュニケーションができるので、何かあった際にも連絡がつきます(以前このストアに問い合わせたことがあって、その時の対応は早かったです)。届くまでの日数のブレはあると思いますが、今回は購入日から9日後で到着しました。中国からの発送にしては早い方ですねー。

今回購入したストアは、アリエクで4年弱(記事投稿時点)の実績があることと、ストアのフォロワー数、評価の良さ、問い合わせをした際の対応の良さから、個人的には信頼しているストアです。

「偽物をつかまされる」ことについては、信頼できるストアを知っておくことが大事かな、と思ってます。あと、そもそもですが発売してすぐの製品は偽物はできにくいです。

また万が一、配送や商品に問題があった場合は購入したストアに問い合わせをすること、もしくはアリエクでの紛争(返金などのリクエスト)に持ち込むなどの手順を知っていれば、なお良いですね。

不安に思う点をできるだけ減らす、これがアリエクで購入する際の大事なポイントかなと思いますね。ま、最終的にどこで購入するかは自身の判断ですけどね。
好きなところで買うのがいいと思ってるよ。

購入先(アフィリエイトリンクです)

Timemore XC Store 
https://s.click.aliexpress.com/e/_DeOhBet

価格帯の目安

送料込みで7000〜7500円くらい(2024年3月時点)
セールやクーポンを組み合わせて6000円くらいにしたいところです。

左: Black Mirror Mini、　右: Black Mirror Nano

上: Black Mirror Mini、　下: Black Mirror Nano

上: Black Mirror Mini、　下: Black Mirror 2

パプリカみたいな形と色のウェーブフィルター155サイズ向けリンスアシストツールもあります / TWTOPSE Coffee Filter Paper Assistant For 155 Cake Filter [アリエク購入品紹介]

2024年3月に購入した、ドリップをする際のリンス(ペーパーフィルターの湯通し)をアシストするツールです。鮮咖悅嚴という中国メーカーの製品です(タイトルにあるTWTOPSEという名称は、箱や製品には書かれていません)。以前紹介したクリアーのリンスアシストツールと比べて、ひと回りサイズが小さいモデルです。

↓前回紹介した、円錐型・ウェーブフィルター(185サイズ)用のリンスアシストツール

coffeetools.hatenablog.com

使い方は、155サイズのウェーブフィルターをドリッパーにセットし、その上にこの製品を乗せお湯を注いでリンスします。ウェーブフィルターのリンス(この器具なしの場合)は、注いだお湯の量によって隣のウェーブ(ひだ)にくっついてしまったり、バランス悪くなってしまったり、ちょっと気分的にうーむ...となってしまうことが多かったんですが、このリンスアシストツールを使うと、ウェーブを固定してリンスができるので形が崩れません。

均一性が特徴のウェーブドリッパーなので、フィルターのウェーブが均一になっている方がドリッパーの性能を引き出せる(ブレる要因が減る)のではないかな、と。155サイズのウェーブフィルターをメインで使ってる方にとっては、有益なアクセサリーではないかな、って思います。

注意するポイントとしては、クリアーのリンスアシストツールとは角度が異なるため、円錐ドリッパーにはピタッとつきません。効果はなくはないですが、重し程度の使い道かな。

個人的には、155サイズのウェーブフィルターをメインで使う方には、このオレンジ色のアシストツール、円錐型のドリッパーや185サイズのウェーブフィルターを使う方にはクリアーのアシストツールがおすすめです。

なお、製造元の価格が48.8元(1000円程度)なので、それを考えるとアリエク価格はかなり割高です。その価格差を納得できるか、は悩ましいところではありますね。個人的にはクーポンがあるときやセールの際に購入するのがいいかなー、と思っています。

購入先(アフィリエイトリンクです)

JumpDot Store 
https://s.click.aliexpress.com/e/_DnlzKKV

※ 色々な製品があるページです。「paperweight」と書いてあるオレンジ色のツールを選択してね。

価格帯の目安

送料込みで3000円くらい(2024年3月時点)

↑↓左のオレンジ色のが今回紹介したツール。右のクリアー版との違いを参考にしてください。

OREA V3 (Large Size)

HARIO V60(01 Size)

混ぜるのにちょうどいい肉球穴あきスプーン / Stainless Steel Dog Cat Paw Claw Hollow Stirring Spoon [アリエク購入品紹介]

2024年2月に購入した、穴あきスプーンです。
コーヒー用に作られた商品ではないですが、使い勝手がちょうどいいのです。

コーヒーを淹れる時、とくに蒸らしをする際に「ステアする」というレシピがあることがあります。わたしも浅煎りを淹れる際には蒸らしで注ぐ量を増やして、サッと混ぜ合わせることをしています。
そんな時には小さいスプーンを使って混ぜることが多いですが、普通のスプーンだと混ざりすぎちゃうような気がして。スプーンじゃなくてマドラーを使うときは、あんまり混ざっていないような気がして。

世の中にはコーヒー抽出用の専用ツールがあったりするのですが、さすがにこれだけのために送料を払って買う気にはなれず。そんな中、見つけたのがこの穴あきスプーンです。元は何用なんだろう、あんまり用途が分からないから可愛いデザインだけなのかもしれないですが、この穴の感じはなかなかちょうど良さそうです。このスプーンだとステアをする際に回数を多くしても混ざりすぎることもなく、回数が少なくても混ざらないこともない、ちょうどいい感じに混ざってくれます。サイズ的にはドリッパーだと何の問題もなく使え、エアロプレスだとちょっと短い(底まで混ぜなければ問題なく使える)、というところです。

見た目的な満足度も高くて、わたしはローズゴールドとブラックを持ってます。
あとはシルバーやゴールド、チタンの焼き色(カラフルって書いてあった)があります。

穴あきスプーンを購入する場合は、「hollow (中空という意味)」を選んでくださいね。
素材はステンレスです。

購入先(アフィリエイトリンクです)
Pinky Queen's Diary 
 https://s.click.aliexpress.com/e/_DDyDy1R

価格帯の目安

送料込みで300円弱くらい (2024年3月時点)
だいたい3週間くらいで届きました。

U5000円で金属製のWDTツールあります / MUVNA Espresso Coffee Powder Needle Stirring Distribution Tools [アリエク購入品紹介]

2024年1月に購入した、WDTツール(58mm用)です。
同月に3Dプリンター製のWDTツールを購入していますが、金属製でお値段が同じくらいのWDTツールを見つけて飛びついてみました。お値段は5000円以下が目安です。メーカーはMUVNA、少し前には小型スケールを購入している、2024年注目のメーカーです。

WDTツールとは、エスプレッソを安定して抽出するためにコーヒーの粉の塊(ダマ)を崩すツールのことです。エスプレッソを淹れる際は極細挽きにして押し固めますが、その前にWDTツールでダマをなくせばより粉が均一になります。この均一化がエスプレッソの抽出には大事だと考えていて、この手のツールを使い実施しています。

今回のWDTでは「ダマを取る」というよりは「全体をよく混ぜ合わせる」というイメージです。0.25mmの針が10本配置されていて、中央のハンドルを回して針のついたプレートを回転させます。手のひらでハンドルを回すのに力は必要なく、その割に粉はかなり混ざります。使い勝手はなかなか良いです。

面白いのはデザインで、2本の特徴的な支柱はカマキリの鎌を模したデザインです。たしかに鎌っぽい。鎌の部分にはブランド名とロゴがカッティングされていて、製作精度の高さが分かります。ハンドルを回した際もシャフトに引っかかりはありません。いい精度です。

逆に残念なのが針の固定方法で、交換ができない設計です。今のところ針が曲がったりはしていませんが、折れたり曲がったりした際は諦めるしかないのかなあ、と思ってしまいます。他のWDTツールに針の予備が入っていることから、この点はかなり心配です。

とはいえその点を除けば、製作精度の高い金属製のWDTツールが5000円以下で手に入ります。
このデザインにグッときた方におすすめです。

購入先(アフィリエイトリンクです)
AirX Official Store
https://s.click.aliexpress.com/e/_De57G3P

価格帯の目安

送料込みで4700円くらい (2024年2月時点)

一辺10cm以下の小さいスケール、急に安くなってきました / MUVNA Kitchen Coffee Scale [アリエク購入品紹介]

2024年1月に購入した、小型のスケールです。
主にエスプレッソの抽出で使ってますが、コーヒーを淹れるときも使うことも。
価格は3000円台、このサイズのスケールは安くなってきたとはいえ4000円を切ることはないかなと思っていましたが、軽々超えてきましたね。

今までもこのサイズで3000円台のスケールはあるにはあったのですが、ノーブランドか読みにくいメーカー名のものかのどちらかでした。このメーカーは英語サイトを持っていて海外展開をしている(もしくは目指したい)、そんな気持ちが伝わってきます。

スケールの機能は、時間と計量ができる標準的なものです。秤に乗せたときの反応も早くもなくかといって遅すぎず、ひと呼吸おいてから反応する、よくある感じです。
また、コーヒー抽出モードやエスプレッソ抽出モードがありますが、モード変更のやり方を覚えないので使っていないです(ボタン長押しとか2回押しとか)。あくまでシンプルなモードで使ってます。

個人的にこのスケールでいちばん気に入ってるのが、側面にある電源スライドスイッチです。モード変更もおっくうに感じているわたしが、さらに面倒だなと思ってるのがサウンドをオフにする設定です。多くのスケールが電源オンで「ピッ」と音が鳴る、そしてサウンドオフにしようにも、スケールによって設定が異なるので覚えていない...

そんななか、このスケールの電源スイッチは、
OFF　→　ON(サウンド無し)　→　ON(サウンド有り)

と電源を入れる際にサウンドの有無を決められるんです。これがとても気に入ってます。また、電源スイッチが側面にあるのでFlair 58で使う際も電源が入れやすいのもお気に入りポイントです。

スケールのサイズは幅9cm、奥行き9.5cm、高さ(カバー含めず)1.9cmで、Timemore Black Mirror Nanoの上に乗るサイズ感です。かなり小さい。充電はType-Cです。

大手メーカーではないですが、ノーブランドではなくて読めるブランド名の小型スケールを試してみるには、良い入り口かなーと思います。

購入先(アフィリエイトリンクです)
AirX Official Store
https://s.click.aliexpress.com/e/_DD8LbrR

価格帯の目安

送料込みで3000円くらい (2024年2月時点)

不織布のコーヒーフィルター、試してみない？ (円錐型) / Kaleido Nonwoven Coffee Filter Paper [アリエク購入品紹介]

2023年11月に購入した、不織布のコーヒーフィルターです(それ以前にも何度か買ってます)。

Kaleidoという中国でかっこいい焙煎機を製造してるメーカーが発売した、不織布のフィルターです。清浄度管理された空間(クラス100,000：そんなにすごくはないですが...)で生産と書いてあるのは、コーヒーフィルターにはなかなか見ない表記ですね。

不織布フィルターは、紙の匂いがしない、リンスが不要、コーヒーオイルが多く抽出される、という3つが大きな特徴です。特にコーヒーオイルは、ペーパーに比べて香りが強く出るようになり、口当たりも変化します。コーヒーオイルが出るといっても金属フィルターほどは出ないので、コーヒーの表面にうっすら見える程度です。

素材的に紙の匂いがしないため、リンスは無しで大丈夫です。ただし、不織布は折り目が入らず反発力も強いので、ドリッパーに密着するのがかなり難しいです。
もしリンスをしても、お湯はなかなか落ちてくれません。少ししてからポタポタ...とゆっくり滴っていきます(落ち切るまで待ったことはありません)。これ、ちゃんとコーヒー抽出するの？と心配になるくらい抜けません。でもコーヒーの粉があると抽出するんですよね、これが不思議で。浸透圧？

あとは抽出後半でもスピードが落ちないところも良い点です。これは素材的に目詰まりしにくい、ってことですね。

このように、ペーパーフィルターとは性質が大きく異なるのが不織布フィルターです。
この差を感じてみると面白いと思いますよ！

お値段はだいたいペーパーフィルターの3倍くらい(1枚10円ってところです、50枚と100枚の価格差ほとんどないので、100枚入りがおすすめです)。
ここぞ！という豆の時にちびちび使ってます。

購入先(アフィリエイトリンクです)
KALEIDO Coffee Factory Official Store
https://s.click.aliexpress.com/e/_DC7d9HX

価格帯の目安

送料入れて1000円くらい(2024年1月時点)